ボランティア・市民活動とは
「ボランティア」をする前にボランティアとはどういうことか、ボランティア活動をする前にみておきましょう。
ボランティアとは
ボランティア活動とは、自発的に、他者や社会のために、金銭的な利益を第一に求めない活動のことです。 また、誰もが暮らしやすい豊かな社会をめざして、様々な人や団体とつながり、ネットワークをつくりながら、社会の課題の解決に取り組む活動です。
ボランティア活動の形態として、個人で行う活動の他、グループ・組織を立ち上げたり、メンバーとして所属しながら活動する場合があります。 そして、福祉・教育・文化・芸術・スポーツ・環境・国際協力・まちづくり・人権など、幅広い分野でボランティアが活躍しています。
市民活動とは
「市民活動」は、より良い社会づくりのための市民やボランティアが中心となって活動を立ち上げた、自発的・主体的な非営利の活動といえます。市民活動をすすめる際、多くの場合、団体の活動の維持を目的として有給の事務局職員を置きながら、サービスを有償で提供しています。こうして得た収入は営利企業が利潤を追求し、その利益を出資者に配分するのではなく、市民活動団体がその理念(ミッション)に基づきながら、目標を達成するために行う活動の財源として充てられています。こうした市民活動を行っている団体には、家事援助サービスや国際協力活動を行うNGOなど、様々な活動があります。
一方、サービスは無償で提供し、活動を維持するための財源として寄付金を集める市民活動団体もあります。
ボランティア活動の4原則
- 自ら進んで行動する・・・自主性・主体性
他から強制されて行うのではなく、自ら進んで活動する。
どんな小さなきっかけでも、自分自身の「やってみよう」という気持ちを大切にすること。 - ともに支えあい、学びあう・・・社会性・連帯性
みんな社会の一員。それぞれの役割があります。
住民参加により、地域社会をよりよくしていこうとする活動
誰もがいきいきと豊かに暮らしていけるようにお互いに支えあう - 見返りをもとめない・・・無償性・無給性
見返りとして報酬や名誉、地位を求めない
お金では得られない出会いや発見、感動、喜びを得ることができる活動
人間的な成長を遂げ合うものなので、「タダ働き」ではありません。 - より良い社会をつくる・・・創造性・開拓性・先駆性
地域社会での問題解決のために、市民として自ら解決策を見出し活動する。
今、何が必要とされているのかを考えながら、より良い社会を市民の手でつくる活動
様々な問題を独自に解決していこうとする姿勢
ボランティア活動の8カ条
- 無理のない計画を立てる
ボランティア活動は、決して無理がないよう上手に計画を立て、自分の生活リズムに取り入れていくことが大切です。 - 約束を守り、責任ある行動を
実りある活動にするには、小さいことでも約束を果たし、責任感を持って行動することが大切です。
約束や秘密を守るということは、活動における信頼関係を強めるということにつながります。 - 相手の立場を考えて行動する
相手があっての行動ですから、相手が何を求めているのかを常に考える気配りを忘れずに行動することです。
相手の必要な手助けをしましょう!善意の押し売りにならないように!! - 学習し、自分を成長させる
知識、技術を高めていくことによって活動に広がりが生まれてきます。
自分自身がどんな社会的役割を果たしていくことが出来るのかを考え、チャレンジしていくことが大切なのです。
学ぶ姿勢を忘れないようにしましょう。 - 活動を点検、記録する
活動を見直すことは次回からの活動の指針となると共に、レベル向上につながります。
活動の記録をとりましょう。 - 謙虚であること
ボランティア活動は、積極性を要求されますが謙虚さも必要とされます。
「してあげている」という気持ちではなく、あくまでも協力者として対応することにより、相互の信頼関係が生まれます。 - 家族や職場の理解を得る
ボランティア活動は周りの人の理解があってこそ、続けられるものです。
家族や職場の理解と協力を得たうえで活動しましょう。 - 安全対策を充分に
ボランティア活動中の万一の事故の備えとしてボランティア保険があります。
事故が起こった時の応急処置方法も前もって学習しておきましょう。
安全面にも気配りして活動しましょう。
参考WEB
東京ボランティア・市民活動ウェブ(リンク)
大阪市ボランティア・市民活動センター(リンク)
お問合せ
ボランティア市民活動相談窓口 て・と・り・あ〒270-1152 我孫子市寿2-27-41
TEL:04-7185-5233 FAX:04-7185-5243 メール: avc@abiko-shakyo.com